レシピ

自家製味噌の作り方——自然栽培大豆と米麹で仕込む、シンプルなレシピ

更新: からだとつち編集部
木の樽に仕込まれた味噌
広告スペース(article-top)

味噌は日本が誇る発酵食品の代表格。毎日の味噌汁が、実は自分で仕込んだものだったら——それだけで食卓が豊かになります。

市販の味噌ももちろん良いですが、自家製味噌には替えられない魅力があります。材料を選べること、自分の好みの塩加減に調整できること、そして何より「作った」という喜びがあること。

今回は、自然栽培大豆を使ったシンプルな自家製味噌の作り方をご紹介します。

材料(仕込み量:約3kg)

  • 大豆 — 1kg(自然栽培・固定種がおすすめ)
  • 米麹 — 800g(生麹または乾燥麹)
  • — 400g(天然塩を使う)
  • 消毒用 — 焼酎(35度以上)少量

仕込み容器:口の広い陶器の甕(かめ)や、ホーロー容器

作り方

ステップ1:大豆を浸水させる(前日)

大豆をよく洗い、大豆の2〜3倍の水に一晩(12〜24時間)浸けておきます。大豆が十分に水を吸うと、元の大きさの約2倍になります。

ステップ2:大豆を煮る

浸水させた大豆を圧力鍋または鍋で柔らかくなるまで煮ます。

  • 圧力鍋の場合:強火で加圧して、弱火で20〜30分
  • 普通の鍋の場合:弱火でコトコト3〜4時間

目安は「親指と小指で軽くつぶれる」くらいの柔らかさ。

広告スペース(inline)

ステップ3:大豆をつぶす

熱いうちに(やけどに注意!)大豆をつぶします。

ポテトマッシャーや肉汁機で粗くつぶしても良いですし、フードプロセッサーを使うと楽です。完全に滑らかにせず、少し粒が残るくらいが好みです。

ステップ4:塩切り麹を作る

塩と麹をよく混ぜて「塩切り麹」を作っておきます。このとき麹の塊をよくほぐしておくのがポイントです。

ステップ5:大豆と麹を混ぜる

つぶした大豆が人肌程度に冷めたら、塩切り麹と合わせてよく混ぜます。

水分が少ない場合は、大豆を煮た「煮汁」を少量加えて調整します。全体を耳たぶくらいの柔らかさにまとめます。

ステップ6:容器に仕込む

容器を焼酎で消毒します。混ぜた材料を野球ボールくらいの「味噌玉」にして、容器に空気が入らないように叩きつけながら詰めていきます。

表面を平らにして、ラップを密着させてから塩(分量外)を振り、重石をのせます。

熟成期間

  • 夏仕込みの場合:4〜6ヶ月(秋〜冬に完成)
  • 冬仕込みの場合:8〜12ヶ月(翌冬に完成)

一般的に、冬(1〜2月)に仕込んで翌年の秋〜冬に食べる「寒仕込み」が最もおいしいとされています。

注意点

途中で白いものが表面に出てくることがあります。

  • 白カビ(酵母由来)— 害はないので取り除けばOK
  • 青・黒カビ— 取り除いてください
  • 赤・ピンクカビ— 全体を廃棄した方が安全です

定期的に重石を確認し、容器の縁についた汚れは拭き取りましょう。

できあがりのサイン

色が濃くなり、いい香りがしたら完成です。少し取って食べてみて、好みの塩加減・旨みになっていれば食べごろ。

冷蔵保存で1〜2年は美味しくいただけます。

まとめ

自家製味噌の工程は、実はとてもシンプルです。「つぶす・混ぜる・待つ」、それだけ。

難しいのは「待つ」こと。でもその時間が、味噌を育てる時間でもあります。春に仕込んで、秋に開ける。その季節のめぐりを感じながら食べる味噌汁は、格別です。


こちらもおすすめ:はじめての自然栽培——農薬も肥料も使わずに野菜を育てるとはどういうことか

広告スペース(article-bottom)
#味噌#発酵食#保存食#大豆#手仕事
からだとつち編集部

著者: からだとつち編集部

「からだとつち」編集部です。千葉県一宮町を拠点に、自然栽培野菜・伝統野菜・身土不二の食養生をテーマに、からだにやさしい暮らしの情報をわかりやすくお届けしています。

プロフィールを見る →